鹿児島県医師会 池田琢哉会長が勇退へ「私の思い引き継ぐ人材育った」

鹿児島県医師会の池田琢哉会長

 鹿児島県医師会(4007人)の池田琢哉会長(77)は3日、南日本新聞の取材に対し、5月の会長選に立候補せず、勇退する意向を明らかにした。

 池田会長は県医師会副会長などを経て、2010年に初当選。13年の公益社団法人移行後7期目で、医師・助産師・看護師不足対策基金「はやぶさプランⅡ」や、認定かかりつけ医制度の創設などを手掛けた。日本医師会代議員や鹿児島大学経営協議会学外委員も務める。任期は6月15日まで。

 池田会長は「私の思いを引き継ぎ、今後を担う人材が育ってきた。安心して後進にバトンタッチできる」と話した。

 会長選は5月18日、臨時代議員会で実施される。今のところ立候補の届け出はないが、牧角寛郎副会長(69)が意欲を示している。

© 株式会社南日本新聞社