【フィリピン】小規模送電網の事業者入札、第1弾が完了[公益]

フィリピン・エネルギー省は3日、主要な送電網に接続されていない地域で小規模送電網(マイクログリッド)を整備する事業者の選定で、競争入札の第1弾が完了したと発表した。

地場企業とシンガポール企業2社の企業連合マハルリカ・コンソーシアムが落札した。入札は昨年12月末に実施され、事前に適格とされた9事業者のうち1事業者のみが応札した。

同連合は、地場マハルリカ・クリーン・パワー・ホールディングスと、シンガポールのクリーングリッド・パートナーズ、Wエナジー・グローバルから成る。

フィリピン電力公社(NPC)とのサービス契約を締結してから1年半以内に太陽光発電と蓄電、ディーゼル火力発電の複合施設を完成・稼働させる。中部セブ州、マニラ首都圏南方ケソン州、南西部パラワン州の計8地域で、毎日24時間体制で電力を供給する。

入札第2弾は年内に実施する。新たな地域や第1弾で入札のなかった地域が対象となる。

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