【タイ】同性婚合法化法案、上院第1読会で賛成多数[社会]

タイの上院は2日、同性カップルに男女の夫婦と同等の権利を認める民商法の改正案の第1読会で採決を行い、賛成多数で可決した。

第1読会の採決には158人が出席し、賛成147票、反対4票の賛成多数で改正案を可決した。7人は棄権した。また、第2読会の審議の前に改正案を検証する27人で組織する委員会の設置も決めた。今後、上院の第2、第3読会で可決されれば、国王の裁可を経て、改正が実現する見通し。

改正案は最大野党の前進党が提出。3月27日、下院の最終審議となった第3読会の採決で可決された。採決には415人が出席し、賛成399票、反対10票だった。

タイで同性婚が認められると、アジアでは台湾とネパールに続く3カ国・地域目、東南アジアでは1カ国目となる。

© 株式会社NNA