トランプ氏、米激戦州でリード バイデン氏の手腕巡る懸念反映か=調査

[ワシントン 3日 ロイター] - 米大統領選で接戦が予想される激戦7州中6州で、共和党候補となる公算が大きいトランプ前大統領の支持率が民主党の現職バイデン大統領を上回っている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の世論調査で分かった。経済情勢やバイデン氏の大統領としての舵取りを巡る懸念を反映しているとみられる。

調査は3月17━24日、激戦7州の有権者計4200人(各州600人)を対象に実施された。

ペンシルベニア、ミシガン、アリゾナ、ジョージア、ネバダ、ノースカロライナの6州では、トランプ氏とバイデン氏の直接対決もしくは無所属候補を含む複数の候補者との投票いずれの場合でも、トランプ氏が約2─8%ポイントリードしている。

7州目のウィスコンシン州では、複数候補者との投票の場合はバイデン氏が3ポイントリード、トランプ氏との直接対決の場合では拮抗している。

また、バイデン氏の仕事ぶりに対する否定的な見方は肯定的な見方を少なくとも16ポイント上回り、とりわけ4州では20ポイント超上回る結果となった。

さらに、トランプ氏が大統領として肉体的にも精神的にも適しているという回答は48%となる一方、バイデン氏については28%にとどまった。

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