石川佳純さんと笑顔のラリー 羽咋で小中学生ら200人と卓球交流

石川さんの手ほどきでラケットを振る児童=羽咋市の国立能登青少年交流の家

 卓球女子の五輪メダリストで、昨年引退した石川佳純さんが3日、羽咋市の国立能登青少年交流の家を訪れ、能登をはじめとする県内の小中学生ら200人と競技を通じて交流した。

 国立青少年教育振興機構による能登応援イベントの一環で、石川さんはラケットの持ち方や球の打ち方を指導。フォアハンドについては「ラケットを持たない方の肩を相手に向けるようにし、体を回して打つ」と実技を交えてアドバイスした。参加者は石川さんと球を打ち合い、体育館に笑顔を広げた。

 石川さんは「地震で大変だと思うが、少しでも楽しんでもらえたらうれしい。石川にはまた今度ゆっくり遊びにきたい」とあいさつ。七尾市から参加した卓球初心者の森永仁美さん(8)は「難しかったけど楽しかった。佳純さんの球が消えるくらい速くて驚いた」と話した。

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