全壊世帯、遺族に100万円 県義援金、2次配分決定

 石川県は3日、能登半島地震を受けて寄せられた義援金に関して、自宅が全壊した世帯と、死者、行方不明者の遺族・家族にそれぞれ80万円を追加支給するなど、計300億円の配分を決めた。県庁で開かれた有識者による委員会で2次配分として決定、全壊世帯、遺族には1次との合計で100万円が送られる。

 住家被害に伴う支給では、罹災(りさい)証明書の判定を基準に、1次で対象外だった「準半壊」世帯に10万円、「一部損壊」世帯にも3万円を配分する。半壊以上の世帯は、1次の支給額に20万~60万円を積み増す。

 県には1日時点で563億円が寄せられており、1次、2次で計427億円を被災世帯に分ける。残額と2日以降に集まった義援金は再び委員会を開いて3次配分を決める。2次配分の詳細は次の通り。カッコ内は1次との合計金額。

 ▽人的被害 死者・行方不明者80万円(100万円)▽住宅被害 全壊80万円(100万円)、大規模半壊60万円(75万円)、中規模半壊40万円(50万円)、半壊20万円(25万円)、準半壊10万円、一部損壊3万円

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