石井慧 引退後は〝三足〟のわらじ?「お花屋さん以外にもやりたいことができたんです」

フバル島で民宿を営みながらクロアチア政府公認観光ガイドなどを務めている奥寺さん(左)と石井慧(本人提供)

目指すは三足のわらじ? 元MMAファイターの石井慧(37)が、引退後の進路に、新たに役者と政治家が加わったことを表明した。

先日、電撃引退を明かした石井は今後について「お花屋さんになりたい」と告白していた。クロアチアから電話取材に応じると「実はお花屋さん以外にもやりたいことができたんです。役者と政治家なんですけど」と口走る。幼少期からジャッキー・チェンと渡辺謙に憧れており、引退の決断とともに演技への意欲がふつふつと湧いたのだとか。石井は「役者ならお花屋さんでの経験を生かせるかなって…。それをやりながらクロアチアで政治家を目指そうと思うんです」と続けた。

石井が国籍を持つクロアチアは今、大変な状況だという。昨年1月にEUのシェンゲン協定に加盟し通貨もユーロになった。だが「それからインフレーションで大変なんですよ。給料は日本より安いのに、物価は日本より高い。それに、協定に加盟したせいで日曜は必ず休まないといけなくなったんです。文化を壊すバカなルールですよ。だからスーパーやカフェも全て閉めないといけない。クロアチアは観光国だから日曜は働けないと仕事にならないのに」というのだ。そんな中、3月末に訪れたフバル島でアンドレイ・プレンコビッチ首相の選挙活動を目撃し政治家になる考えが芽生えたという。「日本もクロアチアも知る自分が架け橋としてできることがあると思うんです」と珍しく真面目に語った。

さらに「もう一つ言いたいことがあるんです!」と声を荒げると、1日発行の本紙で皇治の記事が終面を飾ったことを指摘。「僕があの手この手で頑張っても裏1面にならないのに、皇治は大谷(翔平)を使って載ってたでしょ。許せない。皇治と戦えるなら復帰してもいいくらいですよ。僕の最大の目標は皇治超え。つまり東スポの1面に載ることです!」と意味不明なことを言い出したので通話を切らせてもらった。

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