【阪神】〝食トレ〟で不振克服へ 佐藤輝明は「夜食王」ばり食生活で体形キープ

8回、タイムリーヒットを放った阪神・佐藤輝

阪神は3日のDeNA戦(京セラ)に5―2で逆転勝ち。スタンドに詰めかけた大勢の虎党にホーム初勝利を届けた。1点ビハインドで迎えた6回に森下の左翼席上段に飛び込む2号2ランで逆転に成功。8回には近本の1号ソロが飛び出し、一死一塁から佐藤輝明内野手(25)の右前適時打でダメ押しした。

試合前まで打率0割6分7厘と調子が上がらなかった背番号8は、練習開始の約1時間前にグラウンド入り。チームメートとともに早出特打で汗を流した。その成果もあって飛び出した一打に「良かったです。しっかり特打で確認して打席に入れました。最後の打席だけでしたが、どんどん続けられたらと思います」とホッとした表情を浮かべた。岡田監督も「まあ、初めての打点でしょ。前進守備でね、おーん。外野抜くかなとは思ったけどね」と安心した様子だった。

ここまでチームは2勝3敗と負け越しているが、「アレンパ」を目指す中で主砲の復活は不可欠だろう。そんな佐藤輝は〝夜食王〟ばりの食生活で体形をキープしている。昨今は「夜食は太る」と言われているが、1試合で約3000キロカロリーを消費する中で、体重を減らさないように、あえて夜に多めの食事をとるようにしているという。

「試合はいっぱい走ったりするので、痩せないようにできるだけ食べる量を増やすようにしています」と打ち明け「自炊もしてて、鍋の素を買ってきて作るようにしてますし、2人前ぐらいは食べるようにしてます。まあ、ウーバーイーツに頼ることも多いっすけど(笑い)」

何はともあれ、自分の体を理解して〝食トレ〟に取り組んでいる証拠。体形維持に努めながら、不振を乗り越えて快音を響かせたいところだ。

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