5年間、会話がない妹と仲直りがしたい…カメラを手に一歩踏み出す兄に妹は?『こどもディレクター』

斎藤工が出演するドキュメントバラエティー番組『こどもディレクター ~私にしか撮れない家族のハナシ~』が、4月10日(水)23時59分から(水曜プラチナイト枠内)日本テレビほかにて放送する。第2回目のゲストは俳優の佐藤隆太。幼少期から会話がない兄妹の兄が“妹と仲直りがしたい”とカメラを回す。一歩踏み出した兄と妹との関係は…。

この番組は、『あなたにカメラを渡すので、家族を取材してきてもらえませんか?』というテーマのもと、“両親にずっと聞けなかったこと”“伝えたいこと”“謝りたい事”“ウチの家族だけの文化”など、家族への“タブー”や“疑問”をあなた自らがディレクターとなり取材し解決するドキュメントバラエティー。

■仲が悪いわけではないのに…“妹と仲直りがしたい”

第2回目のこどもディレクターは、大阪・難波で出会った23歳男性。“家族に取材したいこと”を聞くと、「妹と5年間くらい会話がない」と話す、2人兄妹の兄。

こどもディレクター 23歳男性・2人兄妹の兄

“妹と仲直りがしたい”と決心した行動を通して、兄妹ならではの照れくさい様子やスタッフでは撮影することができない家族だけの空間を、スタジオで斎藤工とゲストの佐藤隆太が見守る。

(左から)斎藤工、佐藤隆太

兄は、特に仲が悪いというわけではないが、会話していない期間が長いため気まずさもあり、会話のきっかけがつかめないという。そんな男性にカメラを渡すと、慎重に会話のタイミングをうかがい、映像でも伝わってくるほどの緊張感や、「仲が悪いことをどう思ってる?」と母へのストレートな質問など、兄として、また子どもとして、家族思いな姿が記録されていた。「妹と“5年間”くらい会話がない」と思っていた兄だが、“妹は兄のことが好きだった”と話す母からは衝撃の言葉が…。

そして、妹との会話のきっかけに選んだタイミングは、家族全員がそろう“妹の誕生日会”。緊張の当日、果たして仲直りすることができるのか…。

妹との会話のきっかけに選んだ、家族全員がそろう“妹の誕生日会”

■斎藤工「この番組は“ナタデココ”を始めて食べたような(笑)」

収録後、斎藤工にインタビューが行われた。

――この番組の見どころは?
斎藤 連続ドラマとかだと「1話見てないからな」とか、2話以降「そこからだと理解が入りづらい」とかあると思うんですけど。この番組は、前に起きたこと、この後起こるであろうことが部分的だから、“部分的抜粋ドラマ”というか…。もちろん毎週楽しみに受けとめて欲しいですけど、同時に偶発的に出会うことにふさわしい番組でもあるなと思っています。「他人事がわが事に」、どのタイミングかわからないけどそれぞれそうなっていくんですよね。そこの隙間のようなところに、ありそうでなかったこの番組が入ってくれるんじゃないかと。ながら見でもいいし、何か感じるものがなかったらチャンネルを変えることが起こっても仕方ないと思うんですけど…。でも、この番組は“類を見ない味わい”なので、“ナタデココ”を始めて食べたような(笑)「1回食べてみて!」って声を大にして言いたいです。

斎藤工

――番組の収録について
切迫すると、自分の半径でしか動いていないような気がして。それと同時に情報が多すぎて、キャパオーバーしてしまう。ここ数年、二極化してしまっている自分の時間をものすごく実感していて、よくないなと。この番組で、人様の当たり前に動いている時間にふれることで、僕自身が色づく何かをもらっていると今日強く感じました。他人と接続できるということが、SNSで今は簡易的になっていると思うんですけど、この番組は最も普段見せない、見せたくないようなものにカメラを向けることで次の一歩が…という大きなメッセージを感じながら収録に毎回望めるなと。こういう番組だからなおのこと、襟を正して向き合えたらなと思っています。

『こどもディレクター ~私にしか撮れない家族のハナシ~』
【#2】2024年4月10日(水)23時59分スタート
毎週水曜 23時59分~24時29分
※日本テレビ系28局+TOS・UMK 30局ネット

出演者:斎藤工
企画・演出:北山流川(中京テレビ放送)
監修:上出遼平

写真提供:Ⓒ中京テレビ

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