冨安途中出場のアーセナルが橋岡のOGなどでルートンに完勝し暫定首位に浮上!【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

アーセナルは3日、プレミアリーグ第31節でルートン・タウンと対戦し2-0で勝利した。アーセナルのDF冨安健洋は79分からプレー、ルートンのDF橋岡大樹はフル出場している。

3日前に行われたマンチェスター・シティとの天王山をゴールレスドローで終えた2位アーセナル(勝ち点65)は、その試合からスタメンを5人変更。ガブリエウ・ジェズスやライス、ジョルジーニョらに代えてトロサールやスミス・ロウ、ジンチェンコらをスタメンで起用。冨安はベンチスタートとなった。

橋岡が3バックの右で3試合ぶりの先発出場となった18位ルートン(勝ち点22)に対し、立ち上がりから攻勢を続けるアーセナルだが、守備時に5バックを敷いて中央のスペースを徹底的に消す相手の守備に苦戦。

それでもアーセナルは24分、敵陣よりの中盤でスミス・ロウがインターセプトに成功すると、こぼれ球を拾ったウーデゴールがボックス右へ展開。これを受けたハヴァーツがDFを引きつけて中央へ折り返すと、最後はボックス内中央で待ち構えたウーデゴールがダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。

先制したアーセナルは、34分にウーデゴールのラストパスから抜け出したスミス・ロウがシュート。さらに41分には、ハヴァーツがボックス左から左足を振り抜いたが、共にシュートはGKカミンスキの好セーブに防がれた。

このまま前半終了かと思われたが、アーセナルは44分に追加点を奪う。左サイド高い位置でボールを受けたジンチェンコの斜めのパスからボックス左深くまで侵入したスミス・ロウが折り返しを供給。これがゴール前に走り込んだネルソンのマークについた橋岡のオウンゴールを誘い、2-0で前半を終えた。

迎えた後半は、互いに高い位置からのプレッシャーと素早い攻撃を意識しており、迫力のある一進一退の攻防が続く。するとアーセナルは、67分にハヴァーツとトーマスを下げてエンケティアとライスを、74分にはジンチェンコとネルソンを下げて冨安とマルティネッリを投入した。

その後も拮抗した展開が続く中、アーセナルは80分にトロサールのパスをボックス左手前で受けた冨安がコントロールショットでゴールを狙ったが、これはわずかに右に逸れた。

さらにアーセナルは、88分にもボックス左手前まで持ち上がったエンケティアがカットインから右足を振り抜いたが、ゴール左隅をとらえたシュートはGKカミンスキのセーブに阻まれた。

結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。ウーデゴール弾などで完勝したアーセナルは暫定首位に浮上している。

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