群馬県民の今年の花見予算は平均2706円 過去6年で最多、花見「行く」人は過半数 ウェザーニューズ調査

 気象情報会社のウェザーニューズ(千葉市)は3日までに、群馬県民が今春の花見にかける平均予算は、新型コロナウイルス感染症拡大以前の2019年を含む過去6年で最多となる2706円に上ったとの調査結果を発表した。花見に「行く」と答えた県民は、過半数の53.4%だった。全国的に花見の意欲や予算額は高まってはいるが、宴会をする人は減り、遠出する交通費に支出する人が増えているという。

 県民の平均予算は19年に1904円だった。コロナ禍が始まった20年に1203円、21年に1012円と落ち込んだが、22年に2491円と急上昇し、23年は2401円だった。

 今春の全国平均は過去6年で最多の2831円。都道府県別では山梨の3688円、徳島の3684円、岡山の3410円などが多く、最少は山形の2160円だった。

 花見に「行く」と答えた人は佐賀の75.0%、京都の68.5%、山形の67.6%などで多かった。最少は沖縄の26.0%。一度行ってみたい名所は弘前公園(青森県)や吉野山(奈良県)が人気だった。

 花見の時間帯は昼間78%、夜13%、朝9%。同社は「ライトアップや花粉が少ない時間帯に楽しむ夜桜派がいるようだ」とした。

 2月下旬に同社アプリで調査し、項目ごとに6000~1万1000人が回答した。

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