大谷翔平が打席で苦しんでいる。今シーズン開幕以来、快音が聞かれず、自己ワーストとなる開幕8試合ノーアーチ。打率も.242まで低迷している。今季は右ひじ手術の影響で打者専念を宣言しているだけに、大谷の打席での活躍をファンも大いに期待しているはずなのだが…。
無論、米メディアや現地ファンからも不安や批判の声は徐々に大きくなってきている。ド軍専門メディア『DODGER NATION』のダグ・マッケイン記者は、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「大谷を見に来て、ベッツを見るために留まりなさい。大谷の爆発的な活躍はこれからだが、現在、ムーキー・ベッツが地球上で最もホットな打者だ」と綴り、ストーブリーグでは大谷一色だったドジャースの現在の主役は、ベッツだと主張しているようだ。
開幕から絶好調のベッツは30打数15安打で、打率.500。本塁打数は早くもナ・リーグ単独トップと5本とまさに手が付けられない状態。同記者はさらに「ムーキーは今シーズン、使命を帯びている。彼は最近のポストシーズンの苦戦に刺激されて、男らしくプレーしている」と加え、ここ2シーズン地区シリーズでの敗退を余儀なくされている現状を重ね合わせ、発奮する姿に感銘を受けている。
このポストに対して、現地ファンからはベッツに向けて、「ムーキーは熱々だ」「世代最高の選手だ」「まさにそうだ!」「10月までガス欠にならないことを祈る」「彼はオオタニを遥かに超える活躍を見せている」と多くの賛辞が寄せられている。一方で大谷に対しては「彼に7億ドルの価値はない」「オオタニはいま最悪の状態だ」などと批判の声が上がる一方、「ショウヘイの通訳の状況と捜査が彼に大きな負担を与えているに違いない」「暖かくなればオオタニはやってくれる」「オオタニの時代はもうすぐ来る」「まだ4月。先は長い」と大谷を擁護する声も少なくない。
日本人ファン、そしてドジャースファンとしては、大谷の早期覚醒に期待したいところだろう。
構成●THE DIGEST編集部