井岡一翔陣営 JBC〝ドーピング処分〟に反応「気にしていない。あまりコメントしたくない」

井岡一翔

ボクシングWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(35=志成)が日本ボクシングコミッション(JBC)から3月に戒告処分を受けたことについて同ジム関係者が3日、取材に応じ、JBCと争う考えはないことを明かした。

井岡は2022年12月31日のジョシュア・フランコ(米国)戦でのドーピング検査で大麻成分の代謝物が検出された。世界ドーピング防止機構(WADA)の基準値以下であったが、JBCは「常に品位を高めボクシング界の信頼を維持するように努めなければならない義務を怠り、倫理規定第2条に違反したと認める」とし、井岡に2番目に軽い処分を下した。

検査の結果公表が試合から半年後の23年6月、処分決定まで約1年2か月と長い年月がかかったこと、基準値以下の〝疑惑〟で処分したことには批判の声も出ている。だが、同ジム関係者は「井岡本人も僕らもそんなに気にしていない。なんとなく言われていたので。JBCのけじめもあるし。あまりコメントしたくない」と、淡々と語った。

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