水原氏の騒動で「単刀直入に聞くよ」 大谷翔平へ恩師マドン「質問は1つしかない。どうして…」

エンゼルス時代の大谷翔平(奥)と水原一平氏【写真:Getty Images】

水原一平氏についてマドン氏が言及

米大リーグ・ドジャースでプレーする大谷翔平投手をエンゼルス時代に指導したジョー・マドン元監督が、米メディアに水原一平氏との騒動について改めて驚きを語っている。水原氏は大谷の資金を盗用し、違法賭博に関与した疑いがかけられており、3月20日付でドジャースを解雇された。米記者が「大谷に質問したいこと」を問うと、「質問は1つしかない」とある疑問を語っている。

米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が公開した「ジョー・マドンが最前線で見たオオタニと通訳との関係:『彼らは切っても切れない』仲だった」との見出しがついた記事。ジェイソン・スターク記者は「オオタニがエンゼルス時代に球場外のことについて起きる日々のことを手伝ってくれる(水原氏以外の)人がいたか」との内容で質問した。

「いつもイッペイだった。エージェントのネズ(・バレロ氏)以外には見たことがない」と水原氏がほとんどであったと指摘したマドン氏は「滑らかに動く機械のように上手くいっていたんだ。全く疑うこともなかった。とても良く機能しているようだった。だから、誰がギャンブルがこの関係の問題点になると想像できただろうか。最も想像できないことだ」と、2人の関係性から今回の騒動は全く予想外のことであるとした。

スターク記者は「オオタニに一番質問したいことは何か」と質問。すると「質問は1つしかないね」と反応したマドン氏は「このことについて何か知っていたのか。(水原氏の)賭け事の習慣を知っていたのか。もし知っていたのなら、どうして止めなかったのか」と語った。

「実際はどのくらい知っていたのか。(水原氏が抱えていた)負債について知っていたのか。そしてどのような形であれ、その(返済の)援助をしたのか」

質問は1つしかない、とは言ったものの疑問は尽きない様子。さらに「そして、もちろん。単刀直入に聞くよ。“自分でも何かに賭けたことがあるか”とね。それだけだね。この質問に答えるまで他のことが適切かどうかわからない」としていた。

THE ANSWER編集部

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