SnowMan『それスノ』、コアファンが嫌うかくれんぼ企画で見せた脱アイドルバラエティ 国民的番組へ着々と前進

Snow Man(C)ピンズバNEWS

Snow Manの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい(それスノ)』(TBS系)の企画が、正統派バラエティ寄りに大きく変化している。

3月29日に放送された3時間スペシャルでは、Snow Manが変装して「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に潜入。3チームに分かれて、入場客に正体がバレないようにミッションクリアしていき、ポイントを稼いで豪華賞品を目指す”かくれんぼ企画”を放送。ファンの間で評価の分かれる同企画なのだが、今までと様子が違っていた。

岩本照(30)、ラウール(20)、目黒蓮(27)チームは外国人男性、深澤辰哉(31)、宮舘涼太(31)、佐久間大介(31)チームはミニオンとマリオのコスプレ、渡辺翔太(31)、向井康二(29)、阿部亮平(30)チームは偽ロケチームに変装。しかし、深澤らはコスプレで逆に目立ってしまったのか、佐久間が開始3分で声をかけられてしまう。

また、目黒らは前半こそ順調にミッションクリアしていたが、長身かつ知名度が高いだけあって、後半は女子高生に追いかけられてアウト。一方、ROLAND(31)とフワちゃん(30)をゲストに招いた偽ロケチームは、2人が注目を集めてバレることを回避。ポイントを獲得すると、顔バレを忘れたようにパレードを楽しんでいた。

この企画は何度か放送されているが、そのたびにメンバーをしつこく追い回すファンが批判されてきた。今回もX(旧ツイッター)上で、《逃げてる人を追いかけまわして、笑いながら○○ですよねって、企画だったとしても見てるほうが恐いのよ。それに逃げるために少し早歩きしたりするでしょ?あんな混み合ってる所でそんなことしたら危ないよ》など、批判の声が寄せらていた。

■成長している『それスノ』とファン

「以前は本気でバレないように逃げ回っていましたが、今回は明らかに声をかけられる前提で動いていましたね。コスプレしていた宮舘組が顔丸出しだったことからも、その企画意図はあきらかです。それでも、実際に見つかってもパニックにはなっていませんでした。以前と比べコアなファン以外、一般層のファンが増えたので、メンバーを見つけても、落ち着いて対応していたのでしょう」(芸能ライター/ヤマカワ)

ファンは心配しているようだが、『それスノ』もSnow Manファンも変化してきているようだ。

「キャーキャー騒がれるだけのアイドルバラエティから、『それスノ』が脱しつつあるのは明らかです。今回は、小さな男の子にもSnow Manだと声をかけられたり、子どもたちと一緒にダンスを楽しむ交流もあり、広い年齢層に認知され、支持も広がっています。これは、国民的番組に進化を始めた証ですね」(前同)

それを理解しているファンも増えているようで、X上には、《私は楽しく見れた派! 走って追いかけ回すのは確かにあまりいいことじゃ無いけど、制作側もスノちゃんたちもある程度は想定内だと思う… バレたくない!って本気で思ってるわけじゃないよ ヲタクだけが喜ぶような企画やってるだけじゃメンバーの目標である『国民的』にはなれないよね》という声も。

Snow Man、『それスノ』と一緒に、ファンの感情も変化、成長しているということだろう。今後も全国民が楽しめる番組内容に期待したい。

© 株式会社双葉社