アン・リー監督、ブルース・リー伝記映画を近々製作へ!?

アン・リーが、長年構築してきたブルース・リー伝記映画について語った。『ブロークバック・マウンテン』のリー監督は、俳優の息子メイソン・リーが伝説的アクションスターのブルース役を演じる同映画の製作を近いうちに開始したいと願っているという。

リー監督は、バラエティにこう話している。「それに繋がる適切な方法を見つけるのに何年もかかったんです。キャラクター的には、私はブルース・リーと正反対ですが、身近に感じる側面もあります」「彼はアイデンティティの問題を抱えていた。彼は、属すること、自分の場所をみつけることを常に切望していた。それは私にも非常に語りかけてくることです」「私たちはお互い若くなっていっているわけではありませんから、この映画を近々作れることを願っていますよ」

キャリア初期から俳優たちと自然に繋がることができたというリー監督は、1997年作『アイス・ストーム』に出演したトビー・マグワイアやケイティ・ホームズを発掘した。「彼らがどう感じているか理解できるので、同じ言語で彼らに話すんです。私にとって俳優と仕事をするのは簡単です。視覚技術を手に入れるのには長い時間がかかりましたが、俳優を監督するのは、私にとっては自然なことです」「時には、指示を出す代わりに、質問します。それが、彼らに、考えて役柄を形作る助けとなり、彼らはただ輝くのです」と同監督は説明する。

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でも知られる同監督は、ニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・アートを卒業してから40年が経った今でも「学校の続き」だと感じているそうで「40年でも15年でも2か月でも、私のキャリアは学校の続きのように感じています。いつも映画学校にいると考えるのが好きなんですよ。様々な作品を作り、映画作りを探究する。ただ世界が今の私の学校なんです」と語った。

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