なでしこ長谷川唯が強敵揃いの『SheBelieves Cup』で試したいと語るのは?「試合の中でも考えられる力を...」

パリ五輪前、強い相手に対して自分たちの力を試す絶好の機会となる。

なでしこジャパンはアメリカで開催される『2024 SheBelieves Cup』に参戦。参加するのはいずれもパリ五輪出場を決めているチームで、日本は現地4月6日にアメリカと、9日にカナダ、ブラジルのどちらかと相まみえる。

「本当に良いチームと対戦できる」

そう語るのは長谷川唯。アメリカはFIFAランキング4位、カナダは同9位、ブラジルは10位(日本は7位)と、順位だけを見ても強敵揃いだ。その今回の遠征でチャレンジしていきたい点について長谷川は、システムの使い分けを挙げた。

【PHOTO】「SheBelieves Cup」に挑むなでしこジャパンが、アメリカ・アトランタでトレーニングを実施!
「4-3-3や3-4-3をやっているなかで、それを使い分けられるチャンスではあるのかなと。いままでは4-3-3と3-4-3で、試合前にやり方を決めて入っていることが多かった。それをチーム全体でどの形が良いのかを、中で共有しながら、4-3-3で入っても3-4-3の形を作れるようにだったり、その試合の流れや相手の立ち位置で、試合の中でも考えられる力を出していければいいかなと思っています」

初戦のアメリカ戦に向けては「アメリカとやるときは意外とできるなという感覚があるなかで、いつも負けていた。最後のところの失点がよくなくて、アメリカだな、というやられ方が多い」と簡単に失点しないことが重要としつつ、「日本のペースで試合を進めながらしっかり勝ち切りたい」と勝利を誓った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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