新垣結衣主演『違国日記』本ビジュアル&本予告公開 インスパイアソングも初披露

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6月7日(金) に公開される映画『違国日記』の本ビジュアルと本予告が公開された。

原作は、『さんかく窓の外側は夜』など多くの人気作を生み出したヤマシタトモコの同名漫画。人見知りな30代女性・高代槙生と人懐っこい素直な15歳の少女・田汲朝。まったく性格の異なるふたりの交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出す。

主役の高代槙生を演じるのは、昨年公開した『正欲』でこれまでのイメージを軽やかに覆した新垣結衣。新垣とダブル主演で田汲朝を演じるのはオーディションで選ばれた新人の早瀬憩。さらに槙生の友人・醍醐奈々役に夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役に瀬戸康史、朝の親友・楢󠄀えみり役として小宮山莉渚が出演する。監督は、『PARKS パークス』(2017)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(2020) の瀬田なつきが務めた。

本ビジュアルの舞台は、両親を亡くした朝が住むことになる叔母・槙生の部屋。小説家らしく所狭しと本が並ぶ部屋で、15歳の朝と不器用な槙生のぎこちない雰囲気が醸し出されている。「わかり合えなくても、寄り添えることを知った──」というコピーとともに、対照的なふたりが同居生活の中でどのような日々を紡いでいくのか、行方が気になるポスターになっている。

本予告では、槙生と朝が戸惑いながらも心を寄せ合っていく姿が映し出されている。大嫌いだった姉を亡くし、その娘である朝を引き取ることになり戸惑い、迷う槙生を親友の醍醐と元彼の笠町が支えていく。朝の「なんで嫌いなの、お母さんのこと」という率直な質問に対し、「あなたの感情も私の感情も自分だけのものだから。分かち合うことはできない。あなたと私は別の人間だから」と真摯に答える槙生の言葉が《人は分かり合えなくても寄り添うことができる》という力強いメッセージを感じさせる。

また、予告では『未来のミライ』(18)『バケモノの子』(15) などの細田守作品や、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』なども担当した高木正勝の劇伴のほか、インスパイアソング「夜明けのあなたへ」が流れる。書き下ろしたのは、RADWIMPSの野田洋次郎に見出され、『すずめの戸締まり』(2022) の主題歌「すずめ feat. 十明」で一躍注目のアーティストとなった十明。原作のファンだという十明のデモ音源が製作陣の耳に留まり、インスパイアソングが実現した。

デモ音源を聞いた本作の音楽プロデューサーも「儚げな中に凛とした強さを感じさせる十明のインスパイアソング。広い音色で観る人や聴く人を、また主人公たちを抱きしめる様に寄り添い、言葉を紡ぎ、人生の背中を押してくれる様な優しい名曲を生み出してくれました」とコメントしている。

■十明 コメント

映画『違国日記』のインスパイアソングを作らせていただけたこと、とても嬉しく思っています。元々原作の漫画も大好きで、何度も何度も読み返しました。そしてこの作品の中の強く柔く美しい人々が映像として動き出した時、心揺さぶられました。「夜明けのあなたへ」という楽曲は、彼女たちに向けて手紙を書くような気持ちを歌っています。
そして、私自身の素直な気持ちを歪めることなく描くことが出来たように思います。

『違国日記』本予告《60秒》

<作品情報>
映画『違国日記』

6月7日(金) 公開

公式サイト:
https://ikoku-movie.com/

(C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会

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