大谷翔平から「不安や焦りは感じない」 自己ワースト8戦ノーアーチも…指揮官は擁護

試合前に取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

大谷は本拠地ジャイアンツ戦に「2番・DH」で出場

■ドジャース ー ジャイアンツ(日本時間4日・ロサンゼルス)

ドジャース・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地ジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で出場する。ここまで自己ワーストの開幕から8試合37打席ノーアーチ。デーブ・ロバーツ監督は「会話をする場面が増えている。シーズンを長期的にみれば、それはとても有益なことだ」と話した。

大谷は前日2日(同3日)のジャイアンツ戦には「2番・指名打者」で先発出場したが、3打数無安打1四球に終わった。4試合ぶりの無安打で打率.242。打者専念のシーズンに、指揮官は「守備にも就かないで、打つだけに限られているから、少しばかり陸の孤島という感じだ。でも、彼は最善を尽くしているから、私は励ましたい」と話した。

大谷が苛立ちなどを感じているかという問いには「最大限の力を発揮したいと思っているから、苛立ちは感じているだろうけど、私たちは試合に勝っている。それが最も重要なことだ。大きな力を貸してくれることを私たちは分かっている」と力を込めた。

続けて「私たちができる一番のことは、彼をクラブハウスにいる全員と同じように、普通の野球選手のように扱うことだ」と説明。今年、北米プロスポーツ史上最高額となる10年7億ドル(約1060億円)でドジャース入りしたが「特別な才能を持っているから、時に人は(大谷に対して)ためらったり、内気になってしまうことがある。でも、クラブハウスでそれは駄目だ」とした。

シーズン前には大谷に頼り過ぎたくないと話していた指揮官だが、ベッツらチームメートが好調を維持している。「会話をする場面が増えている。シーズンを長期的にみれば、それはとても有益なことだ。スタッフやチームメートを含めて会話をする場面が増えてきている」と前向きに捉えた。

指揮官はさらに大谷の英語力に言及。「冗談を言うよ。冗談はぱっと思いつかないけど、いいユーモアを持っている」とし、「とても快適にできていると思うよ。彼に聞いた方がいいと思うけど、気楽に自分の道を進めていると思う。彼から不安だったり、焦りみたいなものは感じない」と変わらぬ信頼感を口にした。(Full-Count編集部)

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