新潟長岡市の織物製造業「港屋」破産開始決定 負債総額2億6300万円、雇用維持へ石川の業者に事業を譲渡

 事業を譲渡し、法的手続きの準備を進めていた新潟県長岡市栃尾地域の織物製造業「港屋」(東町)が、新潟地裁長岡支部から破産開始決定を受けたことが4月3日、分かった。東京商工リサーチ新潟支店によると、負債総額は約2億6300万円。

* [織物製造業「港屋」(長岡市)が「シモムラ」(石川)に事業譲渡 栃尾地域での事業継続、雇用維持のため決断](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/304797)

 東京商工リサーチ新潟支店などによると、決定は3月25日付。港屋は1871年の創業。新型コロナウイルスの影響もあり、近年は赤字が慢性化していた。事業継続と従業員の雇用維持のため2023年10月、糸加工販売の「シモムラ」(石川県小松市)に事業を譲渡していた。

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