根岸地域ケアプラザ 30周年でロゴを作成 地元中学生がデザイン 横浜市金沢区・横浜市磯子区

ロゴを受け取った向井所長(右)

今年で開所から30周年を迎える根岸地域ケアプラザ(向井行浩所長/磯子区馬場町)は3月23日、新たに完成した施設のロゴマークを地域住民らへ披露した。デザインを制作したのは、根岸中学校2年(当時)の美術部生徒。ロゴマークは今後、施設の広報紙やグッズなどで活用される予定だ。

堀割川に面する同所は1994年に開所。身近な福祉・保健の拠点として、介護や福祉に関する相談、講座やイベントを通じた地域交流、デイサービスなどの事業を展開している。

今年が開所から30年の節目にあたることから、今まで以上に地域住民に親しまれる施設にするために同所がロゴの作成を企画。根岸中の体育祭で生徒が着用するTシャツをデザインしていた同校美術部に協力を依頼すると、22のデザイン案が集まった。

施設を「地球」に

デザイン案は約1カ月にわたって同所内で展示され、施設利用者たちが投票を行った。その後、職員や地域関係者らが集まった選定委員会が投票結果も踏まえて検討し、ロゴを決定した。

選ばれたロゴは「ねぎし」と書かれたたすきをかけた地球のデザイン。ケアプラザを地球に見立て、たすきを通して地域のつながりを示したという。デザインを考案した生徒は「小さい頃から来ていた場所のロゴに選ばれて誇らしい」と話す。

同所では協力への感謝を込めて、完成したロゴが記されたクリアファイルを製作し、同校へ贈った。向井所長は「多くの人の思いが入った、温かくて素晴らしいロゴが出来上がった」と話し、ロゴはさまざまな形で活用していくという。

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