大湯環状列石、公開始まる 鹿角市、例年より2週間早く

万座環状列石を見学する家族連れ

 世界文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する大湯環状列石(秋田県鹿角市十和田大湯)の本年度の一般公開が1日、始まった。公開開始は例年より2週間早いという。見学客が訪れ、縄文期の暮らしに思いをはせた。

 大湯環状列石は万座(最大径52メートル)と野中堂(同44メートル)の二つの環状列石を中心とする縄文時代後期の遺跡。見学客は環状列石や復元された建物などを眺め、遺跡を散策して回った。「大湯SCの会」(奈良祐治会長)によるガイドを聞く人もいた。

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