ライオンが“ダウンジャケットの洗い方”を伝授! ふんわり仕上げる&汚れを落とすコツが参考になる

ライオンが“ダウンジャケットの洗い方”を伝授!

そろそろ春の衣替えの時期。今回は、ライオン株式会社が教える、自宅でのしまい洗いでも失敗しない、秋冬定のダウンジャケット&ダウンコートの洗い方のコツを紹介する。

■必要に応じて前処理をしておく

今回紹介されたのは、冬に大活躍のダウンジャケット&ダウンコートを自宅で洗濯する方法。

まずは、家で洗えるかどうかを判断するため、「洗濯表示」をチェック。「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている場合は、家庭で洗うことができ、また従来の絵表示の場合は、「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」がついていれば、家で水洗いすることが可能だ。ただし、フードについているファーは水洗いできないので、必ず取り外して別処理しよう。

汚れが特にひどい部分があれば、手洗いを始める前に「前処理」をすることもポイント。洗面器などに水を入れ、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を適量(アクロンの場合、水4Lに対して10mlが目安)加えて、洗剤液をつくる。やわらかいスポンジに洗剤液をつけて、汚れの部分を軽くたたこう。

■羽毛を傷めないように注意

そして、ファスナーやボタン、フックなどを閉じたら、洗濯ネットに入れて洗濯機の中にイン。ダウンジャケットが浸るくらいの量の30℃以下の水を張り、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を適量入れて洗剤液をつくる(アクロンの場合は水30Lに対して40ml)。

続いてダウンジャケットを浸して、全体を上下に40回程度押し洗い。この時、両方の手のひらでダウンをやさしくゆっくりと洗濯液中に沈めたり、浮かせたりを繰り返し、ダウンの中に洗剤液を通すようにして洗うのがポイント。もみ洗いすると、中の羽毛を傷めてしまうので注意が必要だ。

洗いが終わったら、洗濯機のおしゃれ着コースなどの弱水流コースで1分程度脱水し、再び水をためる。水の中でダウンジャケットを上下させてすすいだら、再び1分程度脱水を2回繰り返そう。脱水中に洗濯機が止まってしまう場合は、洗面ボウルの中で衣料を丸めてぎゅっと押し絞り、さらにタオルドライして、できるだけ水分を取り除くことが大切だ。

脱水後、ダウンジャケットをすばやく取り出し、羽毛のかたよりを減らすため、ダウンの肩を持って軽く振りさばいて、形を整える。そして、ダウンジャケットをハンガーにかけて、風通しの良い場所に陰干しし、表面が乾いてきたら、両手ではさんで軽くたたきながら中の羽毛をほぐせば完成だ。ポイントを押さえれば、自宅でもふっくらとした仕上がりにすることが可能。衣替えの前に試してみてはいかがだろうか。

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