聖光女子野球部が始動 男子OBの松崎監督ら指導、模擬試合も

松崎監督(右)からキャッチボールの指導を受ける部員たち=3日午前、伊達市

 本年度発足した聖光学院高の女子硬式野球部は3日、福島県伊達市のエフコム大泉球場(ほばら大泉球場)で報道陣に練習を公開した。1期生となる部員たちが同校男子野球部OBの松崎克哉監督(37)らの指導の下、練習に汗を流した。

 女子硬式野球部は今月中旬から始まる東北リーグや、27、28の両日に開かれる「女子野球GIANTS杯福島大会2024」に向けて技術を磨いている。

 この日は、同校野球部のモットーである「不動心」が刺しゅうされた紺色の練習着姿の部員たちが、午前はキャッチボールやノック、午後には模擬試合を行った。最初はばらばらだったかけ声も、練習を重ねていくうちに一つになっていった。

 松崎監督は「選手たちは明るくて非常に元気。スローガン『明るく楽しく元気よく』の下、少しずつ成長し、試合でも勝てるようなチームをつくっていきたい」と話した。

 相馬市の中村一中野球部から聖光学院高女子野球部の門をたたいた関舞帆さん(15)は「苦しい場面でも最後まで諦めず、3年間のうちに日本一を目指したい」と意気込みを語った。

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