PSGが3季ぶり優勝かかるファイナルへ! ムバッペがPK失敗を取り返す決勝ゴール【クープ・ドゥ・フランス】

先制ゴール時のPSGイレブン。[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)は3日のクープ・ドゥ・フランス準決勝でスタッド・レンヌと対戦し、ファイナル進出を決めた。

3大会ぶりの優勝を目指すPSGは2月中旬のハムストリング負傷から欠場続くマルキーニョスが最終ラインに復帰。前線にはイ・ガンイン、ウスマーヌ・デンベレ、キリアン・ムバッペが並んだ。

立ち上がりから攻勢に出たPSGは12分に前がかる相手を一気に裏返すカウンター。デンベレのスルーパスで完全に裏を抜け出したムバッペだが、ボックス左で迎えた相手GKとの一対一を決め切れず。

26分にもデンベレがバイタルエリア右からボックス右に個人技で仕掛け、シュートに持ち込んだPSGは35分にムバッペがボックス左をえぐりにかかり、ワルムド・オマリのファウルを誘う。

これがPKチャンスにつながると、ムバッペがキッカーに名乗りを上げるが、右足でゴール左隅に飛ばしたシュートは名手マンダンダにコースを完全に読み切られ、PSGが先制とはならず。

だが、ムバッペは40分にファビアン・ルイスのロングボールを受けて左サイドから一気にボックス左に。右足を振り抜くと、オマリに当たったボールが相手GKの逆を突き、ゴール右に決まった。

このムバッペの汚名返上となる一撃でリードし、そのまま折り返したPSGは49分のアミーヌ・グイリにボックスから決定的なシュートを許したりもしたが、後半も優勢に試合を運ぶ。

そのなかで、ムバッペに53分と58分に追加点のチャンス。79分にも左サイドのファビアン・ルイスからの折り返しに途中出場のマルコ・アセンシオが合わせるが、GKマンダンダが立ちはだかる。

マンダンダの粘りに手を焼いたPSGだが、前半のムバッペ弾で手にしたリードを守り抜き、1-0で勝利。ヴァランシエンヌを3-0で下したリヨンとの決勝に駒を進めている。

© 株式会社シーソーゲーム