プロ初の1試合2盗塁&3戦連続安打!阪神支配下掴み近本光司&森下翔太にわって入りたい岡田監督も成長期待の阪神2軍に潜む俊足好打者とは!?

福島圭音がプロ初の1試合2盗塁&3試合連続安打

4月2日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「2番・中堅」で先発出場した福島圭音は、4打数2安打1打点1四球2盗塁。中日先発・根尾昂からヒットを放つなどマルチヒットを記録。プロ初の1試合2盗塁を決め、3月30日のソフトバンクホークス戦から3試合連続安打を記録し、支配下登録へアピールした。

初回、1アウト走者なしの場面で打席に立った福島圭音は、中日ドラゴンズ先発の根尾昂の6球目145kmストレートを詰まりながらもレフトへヒットを放ち、出塁。野口恭佑の打席で盗塁に成功させ、チャンスを演出した。

さらに、2回ノーアウト満塁のチャンスの場面で、福島圭音は根尾昂の4球目146kmストレートをショートへ転がし、アウトとなるもショートゴロの間に、ランナーがかえり、打点「1」を稼いだ。4回にはフォアボールで出塁し、野口恭佑の打席で盗塁に成功させ、プロ初の1試合2盗塁を決めた。

最後は、8回先頭打者で福島圭音は、中日ドラゴンズ7番手・岩嵜翔の2球目ストレートをライトへ運ぶヒットを放ち、マルチヒットを記録した。

福島圭音は、2023年育成ドラフト2位で阪神タイガースに入団した50メートル5秒8の足のスペシャリストだ。俊足タイプだがパワーもあり、リーグ優勝のかかった上武大戦では本塁打を放つなど、広角に打てるバットコントロールを持つ俊足好打のリードオフマン。大学時代は、2023年春リーグ戦で8試合20盗塁の偉業を成し遂げ、打率.526と打ちまくり首位打者、最多安打、最多盗塁、最高出塁率とタイトルを総ナメした。

福島圭音には、1日も早く支配下登録を勝ち取り、近本光司、森下翔太などの阪神外野陣にわって入る存在に成長してもらいたい。

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