仏国防相がウクライナ巡る対話の用意表明とロシア主張、仏は否定

John Irish Ronald Popeski

[ブリュッセル 3日 ロイター] - フランス政府関係者は3日、仏ロ国防相による同日の電話会談で、仏側がウクライナを巡る対話や和平交渉の可能性を話し合う用意を示したとするロシアの主張を否定した。

ロシア国防省はショイグ国防相とルコルニュ仏国防相の電話会談で「ウクライナに関する対話の用意が留意された」とし、2022年にトルコで行われたロシアとウクライナの協議が出発点になり得ると指摘した。

これについて、仏政府関係者は「事実でない」とし「ウクライナに関する対話や交渉などを行う用意は一瞬も示していない」と述べた。

電話会談に関する仏側の発表は、モスクワで発生した銃乱射を受けたテロの脅威の高まりが協議の焦点だったとしている。

ロシアの声明は、ウクライナ和平会議をスイスで開催するという案はロシアの参加がなければ「無意味」だとも指摘した。

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