【動画】<桜めぐり2024>列車と共演 花のトンネル 松浦鉄道浦ノ崎駅(伊万里市)

大勢の花見客やカメラマンに見守られながら、満開の桜のトンネルをくぐり抜ける車両=伊万里市の松浦鉄道浦ノ崎駅

 伊万里市の松浦鉄道浦ノ崎駅を覆うように並ぶ桜が、満開を迎えた。行き来する列車との共演が、訪れた人たちを魅了している。

 1930年の駅開業に合わせて植えられ、地元の保存会が大切に育てている。「桜の駅」の愛称で親しまれており、春になると大勢の鉄道ファンや写真愛好家、花見客らでにぎわう。列車が姿を見せると、人々はシャッターチャンスを逃すまいと、カメラやスマートフォンを構えていた。

 3歳の長女と訪れた伊万里市の井本季里さん(40)は「地元だけど来たことがなかった。列車が桜のトンネルを通るみたいで、すごくきれい。娘も喜んでいたのでよかった」と満足そうに眺めていた。(山田宏一郎)

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