介護福祉士の資格獲得を目指す学科やコースがある神埼清明高(神埼市)、北陵高(佐賀市)、嬉野高(嬉野市)で、国家試験を受けた卒業生37人全員が合格した。3校の受験者全員が合格したのは2年連続3回目となった。
1月に介護の基本知識や認知症の理解、医療的ケアなど11科目を問う筆記試験が行われ、神埼清明高生活福祉系列の19人、北陵高生活文化科介護福祉士コースの9人、嬉野高社会福祉系列の9人が挑戦。3月下旬に合格が発表された。合格率は82.8%だった。
4月から介護職に就く神埼清明高卒業生の山口玲那さんは「過去問を何度も解き直して試験に臨んだので、努力が実った」と声を弾ませ、「介護施設への実習など、勉強以外でも助け合った仲間と全員合格できてうれしい。それぞれの場所で春からも頑張りたい」と意欲を見せた。(樋口絢乃)