コマンダースQBマリオタがNFL史上初めて0番を着用するQBに

マーカス・マリオタ【AP Photo/John Munson】

元NBA選手のギルバート・アリーナスに続き、ワシントンD.C.に新たに0番のユニフォームを着用する選手が誕生する。

現地3日(水)、クオーターバック(QB)マーカス・マリオタが今シーズンに0番を着用するとワシントン・コマンダースが発表した。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、この動きによってマリオタはNFL史上初めて0番を着用するクオーターバックになるとのこと。

このような決断は、つい最近までほぼ不可能なことだった。NFLは数年前にジャージー番号の規則を緩和し、攻守両面のほぼすべての選手が1ケタの数字を着用することを可能にしている。リーグは2023年にさらに制約を緩め、数十年ぶりに0番をつけることを許可した。

2023年にはランニングバック(RB)、ワイドレシーバー(WR)、ラインバッカー(LB)、コーナーバック(CB)、セーフティ(S)を含む20人以上の選手がこの数字を選んでいる。2015年NFLドラフト全体2位指名を受けたマリオタは、オレゴン大学時代からテネシー・タイタンズおよびラスベガス・レイダースでの在籍時に8番を着用し、アトランタ・ファルコンズで1番に変更したが、WRジャハン・ドットソンが1番を、RBブライアン・ロビンソンJr.が8番をつけているコマンダースでは、どちらも使えない状況に置かれていた。そこで、マリオタは2024年に初めて0番を着用するクオーターバックになることを選んでいる。

【RA】

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