阪神などNPBジュニアトーナメント各球団の選考基準&井端監督U12侍ジャパン応募条件とは!?【少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」】

投げる

野球の華の1つに「速い球を投げること」があります。しかし、大事なのは「やみくも」に投げないことです。投手、捕手、内野手、外野手、どのポジションであっても目標に向かってコントロールよく「正確」に投げることこそ一番大事なのです。「正確」に「速い」球を投げることを心がけましょう。

NPBジュニアトーナメント各球団の選考基準

2022年12月27日から3日間、神宮球場などでNPBジュニアトーナメントが開催された。各チーム16名、計192名。言わば全国のトップクラスの選手が一堂に会したわけだ。年齢的にドラフト指名の年齢に達した過去12回大会出場選手の中で、NPBにドラフト1位指名されたのは13人を数える。

井端監督U12侍ジャパン応募条件

①50m走7.3秒以下
②球速105キロ以上
③遠投70m以上
④投手、打撃、守備などで特筆すべき技能
4項目のうち、1つ以上をクリア

2022年または2021年の「代表メンバーのセレクション」の基準を列挙してみた

「遠投力」や「走力」など、選手の実力をはかる1つの参考になるかもしれない。2005年から始まったこの大会、2022年の第18回大会は「阪神タイガースJr.」が日本一の栄冠に輝いた(注/セレクション詳細は各球団ホームページを参照のこと)。

阪神タイガース

応募資格は、以下を1つ以上クリアしている
❶ 50m走7.5秒以下
❷ 球速100km以上
❸ 遠投60m以上
❹ 特筆すべき技能を持っている(平均打率5割以上や、飛距離が突出しているなど)

ソフトバンクホークス

❶ 30メートル走測定4.97 秒
❷ 遠投測定60.4m

西武ライオンズ

以下条件を1つ以上クリアしている選手
❶ 50m走8.5秒以下
❷ 球速90km以上
❸ 遠投50m以上
❹ 特筆すべき技能を持っている(自慢できるものは何でも可)

楽天イーグルス

❶ 50m走8.5秒以下
❷ 遠投50m以上

千葉ロッテマリーンズ

条件の項目のうち、1つ以上クリアしている
❶ 50m走8.5秒以下
❷ 遠投60m以上
❸ 特筆すべき技能を持っている(平均打率5割以上や飛距離が突出しているなど)

総合すると「遠投60m以上」「50m走8.5秒以下」「特筆すべき技能」などの条件が必要だ。

【出典】『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』 著:井端弘和

【書誌情報】
『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』
著:井端弘和

侍JAPANの日本代表監督、井端弘和氏が指導する少年野球の基本的プレー解説書。野球の根幹になる「打つ」「走る」「投げる」「守る」の4つのプレーに関して、初級・中級・上級の難易度別にステップアップできるよう写真とイラストで丁寧に解説します。世界を代表する選手も、日本の部活でプレーする選手も、この4つの基本に関して特別違うことをするわけではありません。確実にプレーを習得しステップアップしていくことで、世界レベルの基本に迫れます。「教えて井端さん」の野球コラムも章ごとに掲載。少年野球をプレーする生徒、指導者にとって、基本を見直したり、知ってるようで知らなかったプレーを見直す、必読の一冊です。

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