[サンパウロ／リオデジャネイロ ３日 ロイター] - ブラジル地理統計院（ＩＢＧＥ）が３日発表した２月の鉱工業生産は前月比０．３％減少した。中間財生産の減少が押し下げ、２カ月連続のマイナスとなった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は、０．３％増だった。
前年同月比では５．０％増と７カ月連続で増加したが、ロイター調査による予想の５．６％増は下回った。
１─２月は前年同期比１．８％減少し、鉱工業部門の年初がネガティブな滑り出しになったことが裏付けられた。
ＩＢＧＥの調査担当マネジャー、アンドレ・マセド氏は「この減少は産業部門に警告を発している。ブラジルの産業をポジティブな水準に押し上げるには、経済環境と国内市場の改善がまだ不十分ということだ」と述べた。
