阪神・西勇輝とDeNA・中川颯が“かつての本拠地”でマッチアップ

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オープン戦防御率0.00のサブマリン

京セラドーム大阪で行われる4日の阪神-DeNA戦は、両球団のファンはもちろんのこと、オリックスのファンにとっても注目の一戦となりそうだ。発表された予告先発投手は阪神が西勇輝、DeNAは中川颯。“元オリックス”の2人がかつての本拠地で投げ合うこととなる。

中川は桐光学園高から立教大を経て、2020年のドラフト4位でオリックスに入団した右腕。昨季は育成契約ながらファームで防御率1.38と安定した投球を続けたが、投手陣の層の厚さもあって支配下復帰は叶わず。オフに戦力外通告を受けた。

それでもDeNAと契約を結んで新天地に移ると、オープン戦では3試合・13イニングを投げて失点0と文句なしの成績。開幕ローテーションのイスをつかみ取った。

昨季まで在籍した古巣の本拠地で迎える新天地デビュー戦。逆襲を期す4年目のサブマリンから目が離せない。

立ちはだかる16年目のベテラン

対する阪神の先発は西勇輝。経験豊富なベテランがプロ16年目の初戦に臨む。

2ケタ勝利こそ2020年を最後に遠ざかっているものの、昨季も8勝5敗と3つの貯金をつくり、13年連続で100投球回以上をクリア。安定した投球が光っている。

開幕前はファームで実戦を重ね、3月15日の広島戦で82球、開幕前最後の登板となった28日のオリックス戦でも90球としっかり球数を投げて調整してきた。

今カードでは村上頌樹、伊藤将司といった先発投手が早めに失点を喫するシーンが続いているだけに、西には嫌な流れを断ち切るような投球が期待される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
中日・梅津晃大-巨人・菅野智之(バンテリンドーム)
広島・大瀬良大地-ヤクルト・高橋奎二(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
西武・ボー・タカハシ-オリックス・東晃平(ベルーナドーム)
ソフトバンク・大津亮介-ロッテ・美馬学(PayPayドーム)



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