C.ルメール騎手が46勝でトップ 川田将雅騎手は月間18勝で2位に浮上【3月終了時の騎手リーディング】

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

C.ルメール騎手は落馬負傷で戦線離脱

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3月2日から31日までの開催10日間が終了し、2月に引き続きC.ルメール騎手がトップを堅守した。同騎手は前半6日間で3→1→3→1→4→3と勝ち星を重ねて絶好調。今年は3月の2週目まで重賞での勝利がなかったが、スプリングSをシックスペンスとのコンビで制した。月間15勝で計46勝まで勝利を積み重ねた。

このまま勢いに乗るかと思われた矢先、30日のドバイターフでゴール前落馬のアクシデントに見舞われ、肋骨と鎖骨を骨折。すでに退院はしているとのことだが、肺にも穴が開いたとのことで帰国も延期になるなど、戦線離脱となってしまった。桜花賞でチェルヴィニア、皐月賞でレガレイラと有力馬の騎乗も決まっていただけに残念でならない。

2位は月間最多となる18勝を積み重ね、41勝とした川田将雅騎手。月間では勝率36.7%、連対率65.3%、複勝率69.4%と凄まじい。3月はプログノーシスとのコンビで金鯱賞を快勝、さらに24日の中京競馬では1日6勝の大活躍を見せた。10RのロードカナロアCではサンテックスに騎乗してJRA通算2017勝目をマークし、増沢末夫元騎手の記録を抜いてJRA通算勝利数で8位にランクインした。賞金ランキングでも836,370,000円でトップに立っている。

3位の戸崎圭太騎手は3月も2→2→0→1→2→3→1→2→1→0とコンスタントに勝ち星を伸ばして月間14勝。その中にはパラレルヴィジョンでのダービー卿CTも含まれており、年間では36勝とした。

4位は坂井瑠星騎手。2月のサウジアラビア遠征で騎乗停止処分を受け、JRAでは9日と16日が対象日となっていたため騎乗日数は少なかったが、7勝を加算して31勝としている。その中にはメイショウタバルでの毎日杯、マッドクールでの高松宮記念も含まれており賞金ランキングでは784,555,000円で2位に浮上。30日のドバイ遠征でもフォーエバーヤングでUAEダービーを制するなど大舞台での活躍が目立つ1ヶ月だった。

12勝を上積みして同じく31勝とした鮫島克駿騎手。2着数の差で5位にランクインした。3日に終了した1、2回小倉開催のリーディングを獲得した勢いそのままに毎週コンスタントに勝利をあげ、日経賞ではシュトルーヴェを重賞初制覇に導いた。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。



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