日米比、定期的に海上演習 「侵略抑止」で3カ国首脳合意へ

 【マニラ共同】フィリピンのロムアルデス駐米大使は、南シナ海でフィリピン船が中国の威圧にさらされる中、11日に米ワシントンで開かれる日米両国との3カ国首脳会談で、「侵略の抑止」に向け自衛隊と米比両軍による海上演習を定期的に実施することで合意する見通しだと述べた。

 関係筋によると、日米比はオーストラリアと共に南シナ海で7日、海自・海軍が対潜水艦戦訓練を含む初の本格的な海上演習に踏み出す。合意が実現すれば、自衛隊は今後もフィリピン支援の多国間演習を続けることになる。

 ロムアルデス氏は、海上演習は環境保護や航行の自由、起こり得るあらゆる侵略の抑止、国際法の順守が目的だと説明した。

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