瀬戸内の春の風物詩「桜鯛の浜焼」の出荷始まる 稲わらに包んで蒸したあと一昼夜乾燥【岡山】

瀬戸内の春の風物詩「桜鯛の浜焼き」の出荷が岡山県笠岡市で始まりました。

けさ(4日)、笠岡市沖で水揚げされた天然のマダイです。

桜が咲くこの時期にマダイは産卵期を迎え、体がピンクの桜色に色づくことから「桜鯛」とも呼ばれ春の風物詩とされています。

笠岡市の笠岡魚市場では桜鯛を浜焼きとして出荷しています。浜焼はマダイに食塩水を注入し、稲わらに包んで約40分間蒸し、一昼夜乾燥させると完成します。

(笠岡魚市場 木山恒宏さん)
「鯛ということなので、おめでたい席で食べてもらえると幸いかと思います」

「桜鯛の浜焼き」は1匹・約1万5千円から販売され、5月中旬ごろまでに約150匹が岡山県の内外に出荷されます。

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