エクソンモービル、第1四半期は石油・ガス価格の下落が収益圧迫

Sabrina Valle

[ヒューストン 3日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは証券当局へ3日提出した資料で今年第1・四半期の業績について、石油・天然ガス価格の下落と燃料デリバティブ取引の損失により収益が前期比で悪化するとの見通しを示した。

資料によると、石油・ガス価格の下落は第1・四半期の利益を前期比で約6億ドル押し下げる要因となる。また燃料デリバティブ取引によりガソリンとディーゼル燃料の利益率の伸びが抑えられ、その影響は前期比で約11億ドルとなる見込みだ。

さらに第1・四半期は、精製施設のメンテナンス費用が大きく膨らんだ。

LSEGの集計によると、市場は同社の第1・四半期の調整後1株利益を2.21ドルと、前年同期の2.83ドルから減少すると予想している。

同社の営業利益は、昨年第1・四半期は116億ドル、第4・四半期は76億3000万ドルだったが、今年第1・四半期は66億5000万ドル程度に減少すると見込まれている。

同社は第1・四半期決算を4月26日に発表する。

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