森本慎太郎、“緊急主演”日テレ4月ドラマ「共演者・森川葵」沸騰のワケと“制作延期”『たーたん』から残った2人の俳優名

森本慎太郎(SixTONES)、森川葵(C)ピンズバNEWS

SixTONESの森本慎太郎(26)が主演を務める4月27日スタートの連続ドラマ『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系/土曜夜10時~)の出演者情報が、4月4日に解禁された。

『街並み照らすヤツら』は、さびれたシャッター商店街で経営ギリギリのケーキ屋を営む店主・竹野正義(森本)が大切な店・家族を守るために悪事に手を染めてしまうことから始まる、仲間のため、街のために巻き起こす、怒涛のヒューマンエンタテインメントである。

今回発表された出演者は、以下の9人。

《月島琉衣(16)、浜野謙太(42)、吉川愛(24)、曽田陵介(26)、萩原護(20)、宇野祥平(46)、皆川猿時(53)、森川葵(28)、船越英一郎(63)》

特にX(旧ツイッター)では森本演じる主人公の妻・彩役の森川の名前が《森川葵ちゃん》としてトレンド入りし、話題沸騰となっている。

「森川さんのトレンド入りは森本さんと共演歴があること、同じ日テレの人気番組だった『それって!?実際どうなの課』(日本テレビ系/3月27日終了)で“ワイルドスピード森川”の愛称で活躍していたことが理由でしょうね」(女性誌編集者)

森川は、間宮祥太朗(30)主演の連ドラ『ナンバMG5』(フジテレビ系/22年4月期)にヒロイン・藤田深雪役で出演。森本は彼女に恋する大丸大助役だった。

『ナンバMG5』では大助(森本)の片思いで終わったが、今回は夫婦役で再共演することになり、

《慎ちゃんのお相手役は森川葵ちゃんだ(嬉)嬉しい大事なパートナー役に ナンバの深雪ちゃんがいてくれるって心強い》
《以前お二人が出演した「ナンバMG5」で、森本さん演じる大丸が恋したのが森川さん演じる深雪だから大好きなドラマとのご縁を感じてそれだけで嬉し泣きしそう…放送楽しみ》
《それって実際どうなの課を見てたので森川葵ちゃんのこと、超器用など根性ガールだと思ってる。どんな夫婦になるか楽しみだなぁ》

といった、歓喜する声がXに多く寄せられている。

■『たーたん』から“続投”した2名の女優

「4月クールの同枠では当初、ムロツヨシ(48)を主演に小学館の漫画作品『たーたん』(作:西炯子氏)の実写ドラマを放送する予定だったのが急きょ変更になり、ムロさんは“次の作品”の出演を辞退。森本さんが緊急登板となって、オリジナル作品『街並み照らすヤツら』になったと言われています。

それだけに、森本さんも、共演歴がある森川さんが起用されたことは嬉しいのではないでしょうか」(前出の女性誌編集者)

日テレは23年10月クールに木南晴夏(38)主演で芦原妃名子さんの漫画作品『セクシー田中さん』(小学館)を実写化したが、ドラマ終了後の24年1月に芦原さんが急逝。“望まない原作改変”が逝去の要因のひとつと見られ、日本テレビと小学館には批判が殺到してしまった。

結果、日テレは予定していた“小学館の漫画原作の作品”の制作を見送り、別ドラマを制作することを2月21日に発表。その1か月後の3月21日に、森本主演の『街並み照らすヤツら』の制作が発表されたのだ。

「『たーたん』の主演を務めることになっていたムロさんですが、制作サイドの緊急事態を案じて、次の作品の内容、脚本を確認したうえで、最終的に断わったと見られます。当初予定していた作品と全く違うし、オファーを受けるのが難しいと感じれば、役者には断る権利がある。こればかりは仕方のないことです。

他方で、今回発表された『街並み照らすヤツら』の出演者には、『たーたん』に出演すると報じられていた俳優の名前が残っていることも注目されていますね」(ワイドショー関係者)

『街並み照らすヤツら』で皆川演じる酒屋の娘・莉菜を演じる月島琉衣と、主人公の住む商店街を管轄する警察署の新米刑事・澤本絵梨香を演じる吉川愛は『たーたん』に出演予定だったと言われている。

2月20日の『文春オンライン』ではディーン・フジオカ(43)、吉岡里帆(31)、野呂佳代(40)、そして月島と吉川の5名が『たーたん』に出演予定だったと報じているのだ。

■新進気鋭の月島と脂が乗り始めている吉川

16歳の月島は、2022年から『Seventeen』(集英社)の専属モデルとして活躍。同年に俳優デビューもしているが、出演本数は今回の『街並み』を入れてもドラマ5本のみ。今年4月2日スタートの『からかい上手の高木さん』(TBS系/火曜深夜0時58分~)で初主演(黒川想矢/14とダブル主演)を果たしたばかりで、まだまだこれからの俳優である。

対する吉川は、2016年(当時16歳)に一時引退するまで“吉田里琴”名義で5歳から子役として数多くの作品で活躍し、2017年に現在の名義で活動再開。以降毎年多数のドラマに出演していて、今年も1月クール放送のなにわ男子・道枝駿佑(21)主演の連続ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系/3月19日最終回)に出演。同作で『第27回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 冬ドラマ 助演女優賞』も受賞していて、勢いに乗り始めている俳優である。

「『たーたん』にキャスティングされていたとされ、今回の『街並み』には出演しない感じのディーンさん、吉岡さんたちは豊富なキャリアがあり、やはり急な作品変更を受けて、ムロさんと同じように、仕事を引き受けるのは難しかったのではないでしょうか。もちろん、スケジュール面の可能性もあります。

一方、月島さんはまだ女優としてのキャリアは浅いし、吉川さんも脂が乗り始めているとはいえ絶賛売り出し中。日テレから話があれば、積極的に受ける姿勢だったのではと考えられますよね。

放送まで時間はなく、主演の森本さんとしてもキツい状況でしょうが、キャスティングされた俳優陣とともに、面白い作品を作ってほしいですね」(前出のワイドショー関係者)

緊急事態のなかで制作されていることは知られていて、逆にそのことで話題性があるとも言える『街並み照らすヤツら』。多くの人が見るであろう初回の勢いを生かして、4月期の話題作になれるだろうか――。

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