能登半島地震 断水続く地域の復旧作業へ 職員派遣

元日の能登半島地震の影響で、いまだ断水が続く地域での復旧作業にあたるため、秋田市の職員などが被災地に向けて出発しました。

4日から派遣されたのは秋田市の上下水道局の職員と、水道設備の設置や保守を請け負う秋田管工事業協同組合に加盟する事業所職員です。

前回1月に派遣された際は主に給水活動を行いましたが、今回は10人ごとの3班体制で、水道管の水漏れの調査と応急修理にあたります。4日は最初の10人が石川県珠洲市に向けて出発しました。

秋田市上下水道局佐藤耕大さんは「水は皆さん生きていくうえで必要不可欠なものなので、一日でも早く復旧できるように頑張っていきたいと思います」と話していました。

能登半島地震から3か月余り。石川県によりますと、2日時点で6600世帯余りで断水が続いています。このうち6割以上を占めるのが珠洲市で、いまだほぼ全域で水道が使えない状態です。

派遣された職員は5日から住民の生活再建に向けた復旧作業にあたります。

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