反町隆史、本人提案で『GTO』放送後に異例な取材会 “若者のテレビ離れ”や『POISON』歌詞の裏話明かす

反町隆史も『GTO』SPドラマをリアルタイム視聴していた

新作スペシャルドラマとして4月1日午後9時から放送された

俳優の反町隆史が3日、都内で行われた、フジテレビ系ドラマ『GTOリバイバル』の囲み取材会に出席した。本人の提案で放送後の“異例”な集まりとなった。

1998年の夏に放送された連続ドラマ『GTO』が26年ぶりに新作スペシャルドラマとして復活。1日午後9時から放送されたが、反町自身もリアルタイム視聴していたことを明かした。

元暴走族の高校教師・鬼塚英吉を演じた反町は作品の“方向性”について、事前に制作陣と試行錯誤を繰り返していたことを明かした。

「何種類かあると思うんですよね。最初の方にやっていた『GTO』を見せるやり方ともうちょっとライトにしたやり方があると思うんです。最初に話し合ったのは“どの『GTO』をやるか”。僕個人としては、当時の視聴者に本当に裏切りのない形で『GTO』+鬼塚英吉をやることを考えました」と模索していたようだ。

そして26年前と現代を比較。「若者のテレビ離れ」についても言及した。

「視聴者が昔よりもテレビの前に座らない時代。鬼塚だったら何か感じていただけるチャンスになるんじゃないかなって。もう1回、テレビの前に人をリアルタイムで呼べる可能性があるんじゃないか」と期待を込めていた。

豪華共演者の再集結は大きな話題となった。反響について、「自分が想像している以上なところはあったので、本当にやってよかったなと思います」と喜びを噛みしめた。

98年当時の『GTO』に出演していた“教え子”でもある池内博之、山崎裕太、窪塚洋介、徳山秀典、小栗旬とは、LINEグループがあるようで「終わってから反省会をやりました」と振り返り、普段のトーク内容についても「意外と熱いんですよ。先生と生徒って感じじゃない。言いたいことを本当に言うっていうグループラインで、勝手なことばっか言ってるやつもいれば、リアクションしないやつもいたり……。小栗くんとかほとんど無視なんだけどね(笑)。あとは裕太と窪塚の会話が多くて、残りの2人は一言とか二言か3日後に返ってくるとかで。忙しいかもしんないすけどね、そんな感じですよ」と明かしていた。

また黒板に「鬼塚英吉」と巨大な文字で自己紹介する場面について、ネット上では「きれいになってる」と“変化”を感じる声もあった。反町は「一生懸命練習しました。さすがに20代ではないので、ちょっときれいな字を書きたいなっていうのがありまして」とはにかんだ。

本作の主題歌にもなった大ヒット曲『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~』の作詞は反町が担当している。

「実は“言いたい事も言えないこの世の中”っていう歌詞は、自分で書きながらも、当時は今ほどしみる感じではなくて、若いときの等身大の自分の気持ちだったんです。『相棒』をやっているときに、赤ちゃんが泣き止むとものすごく話題になったんです。そのとき歌詞を見返したときに、あれ?って思ったんですよね。この言葉って、もしかしたら今の世の中に何かを感じていただけるチャンスになるんじゃないかな」と時が経ってから気付いたことを告白。

今後、『GTO』をきっかけに「歌番組へのオファーがあったら?」と聞かれると「いやいやいや、多分ないと思います」と苦笑しながら、「ありがとうございます。そのときは考えます」と前向きな姿勢を見せた。ENCOUNT編集部

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