反町隆史「GTOリバイバル」松嶋菜々子との夫婦共演「良いシーンになった」 オンエア後「お礼は言いました」

俳優の反町隆史が3日、都内で行われた、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」の放送を受けた囲み取材に出席。放送後、本作で夫婦共演を果たした冬月あずさ役の松嶋菜々子に「一言ありがとうとお礼を言いました」と明かした。

4月1日に放送された「GTOリバイバル」は、26年前に連続ドラマとして放送された「GTO」の続編。反町演じる伝説の教師・鬼塚英吉の元同僚で、客室乗務員に転職した冬月あずさとして、再び松嶋が出演することが発表された際には、大きな反響が巻き起こった。

なかなか共演シーンがなかった二人が、ラストで同じ画面に収まると、SNSを中心に視聴者が歓喜の声を次々に投稿するなど猛反響。反町は「26年後の『GTO』をやるにあたって、鬼塚と冬月は切っても切り離せない存在。視聴者に対して見せたかった姿でした」と語ると「この二人がいまどんな状況なのか、僕が視聴者でも見たい。それが良い形の空気感で伝わったのかなと思います」と総括する。

ドラマのオンエア後、反町は松嶋に「ありがとうと、一言お礼は言いました」と明かし「普段あまり仕事の話はしないのですが、お互い撮影に入る前からこの作品の話はしていたので、良いシーンになったのかなと思います」と語っていた。

また、26年前に生徒役としてドラマに出演し、今回の再登場も話題を呼んだ、窪塚洋介池内博之小栗旬山崎裕太らとも、放送後にLINEグループでやり取りをしたと明かすと「新しいキャストの方はもちろんですが、藤木(直人)さんをはじめ、彼らが出てくださったことで作品が成立したんです」とあらためて感謝を述べる。

さらに反町は、富士山田教頭役を務めた、小手伸也との共演シーンの裏話も披露。「26年前の作品では、(中尾彬が演じた)内山田教頭が生徒を『クズ』と言うと鬼塚が反応していたので、昔の鬼塚に戻るために、(今回のドラマの)台本になかったのですが、小手さんに『お前はクズだから』と言ってくださいとお願いしたんです」と明かした。

そんな鬼塚というキャラクターへの復帰について、「これまでいろいろな役をやらせてもらいましたが、この男だったら、もう一度テレビの前に視聴者を戻せる可能性を秘めていると思った」と語った反町。物語のラスト、「教師のモットーは?」と聞かれた鬼塚が発する、あるセリフについて「子供たちに未来を諦めてほしくないから。鬼塚らしいセリフを入れさせていただきました」と台本に熱い思いを乗せたことを明かしていた。(磯部正和)

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