サッカー青森山田高、プレミア連覇なるか 6日開幕 DF小沼、MF谷川が軸

 サッカー高校世代最高峰の「高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグ」が6日開幕する。連覇を狙う青森山田高校は敵地で市船橋高(千葉)と対戦する。

 今季も昨季同様、Jクラブ下部組織や高校部活動の強豪計24チームが東西各12チームに分かれ、それぞれホームアンドアウェー方式で12月までに計22試合を戦う。地区優勝チームは同月15日に埼玉スタジアムで行われる「ファイナル」で日本一を懸けて激突する。両地区の下位2チームは、プレミアの下部リーグに当たるプリンスリーグに自動降格する。

 青森山田は昨季、最終節までもつれた東地区の優勝争いを制した。ファイナルでは西地区王者の広島ユースを破り、4年ぶり3度目の日本一に輝いた。その後の全国選手権でも優勝を果たし、高校世代2冠を達成した。

 今季は2冠を経験したDF小沼(3年)、MF谷川(同、八戸市出身)が軸となる。昨季途中に先発の座をつかみ、選手権で名を上げた小沼は、対人の強さと豊富な運動量、ロングスローが武器。高い守備力を生かし、1年時からボランチとしてトップチームで試合出場を重ねてきた谷川は10番を背負う。昨季、プレミアや選手権で登録メンバー入りしたセンターバックの伊藤(3年)やMF別府(同)にも期待がかかる。

 1月の東北高校新人選手権は準決勝敗退。全国の強豪が集った3月のサニックス杯では16チーム中7位にとどまり、球際、攻守の切り替え、決定力に課題を残した。プレミア開幕までに、攻守を立て直せるかが鍵を握りそうだ。

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