カブス鈴木誠也 2試合連続の弾丸2号含む5打数3安打4打点 8回に決勝打放つ

大活躍の鈴木誠也(ロイター=USA TODAY Sports)

【シカゴ3日(日本時間4日)発】カブスの鈴木誠也外野手(29)は本拠地でのロッキーズ戦に「2番・右翼」で先発出場し、2回に右前2点適時打、5回に2試合連続の2号ソロ、6回に三塁内野安打を放ち、5打数3安打4打点だった。打率3割3分3厘。チームは9―8で競り勝って4連勝。

決勝点を叩き出したのは8―8の8回無死一、三塁だった。5番手の右腕ミアーズがカウント2―1から投じた真ん中の80・1マイル(約128・9キロ)のカーブにバットを合わせた。強いゴロに三走は本塁へ。タイミングは微妙だったが三塁手からの送球を捕手が取り損ね、生還(記録は三ゴロ野選)。打点が記録された。

最初にバットが快音を発したのは2―0の2回二死満塁だった。相手先発の右腕クワントリルがカウント1―1から投じた3球目、真ん中の92マイル(約148キロ)のシンカーと強打。痛烈なライナーは右前で弾んだ。2者が生還、右翼手の三塁送球の間に飛び出して一塁でタッチアウトになった。

4―0の5回無死無走者は2試合連続の弾丸アーチだ。マウンドは2番手の左腕ビークス。カウント2―1からの4球目、内角の92・3マイル(約148・5キロ)のフォーシームをバットを巻き込むようにフルスイング。角度26度、105マイル(約168・9キロ)の弾丸ライナーが左中間席に飛び込む2号ソロとなった。ファンは大歓声だ。飛距離390フィート(約118・9メートル)だった。

8―2の6回一死二塁は3番手の右腕キンリーと対戦。2ストライクからの3球目、内角低めの85・8マイル(約138・1キロ)を振り抜くと三塁への内野安打となった。

初回一死無走者はフルカウントからの8球目、内角高めの93・1マイル(約149・8キロ)のシンカーにバットは空を切った。

気温摂氏2度の寒さを感じさせないホットな活躍。メジャー3年目でいよいよ本領発揮だ。

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