【西武】チーム防御率1・35の投手陣、同打率2割7分4厘の攻撃陣が絡みスタートダッシュに大成功

打率リーグ首位の源田壮亮

パ・リーグは3日まで開幕5試合を消化し西武が4勝1敗(勝率8割)で単独首位に立っている。

3月29日の開幕楽天戦(楽天モバイル)に7回を2安打無失点、11奪三振と好投し1―0の勝利に貢献した8年目・今井達也投手(25)、3日のオリックス戦(ベルーナ)で7回1安打無失点、7奪三振の鮮烈デビューを飾ったドラフト1位・武内夏暉投手(22=国学院大)をはじめ、チームの4勝すべてで先発投手に勝ち星が付いている。

ブルペン陣も盤石で、早くも4試合に登板し3ホールドをマークしている甲斐野央投手(27=防御率0・00)、3セーブ1ホールドのアブレイユ投手(29=防御率0・00)を中心にチーム失点はリーグ最少の7、チーム防御率は1・35と前評判通り12球団トップを走っている。

そして「貧打」が懸念されていた打線もここまで5試合でパ・リーグ最多17得点を挙げチーム打率もトップの2割7分4厘と好調をキープしている。

開幕から9番に座り打率リーグ首位の4割6分2厘の源田壮亮内野手(31)は5割2分9厘という高い出塁率で上位打線への〝つなぎ役〟に徹し、3番に座るもう一人の〝つなぎ役〟外崎修汰内野手(31)が好機で勝負強さを発揮し打率4割と気を吐いている。

昨年も西武は4月19日時点で10勝一番乗りと4月は首位を快走していた。2年連続のスタートダッシュ成功を春の珍事で終わらせないためにも今後の戦いが重要になってくる。

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