『ゴジラxコング 新たなる帝国』吹替版キャストに宮野真守、真矢ミキら 尾上松也も続投

4月26日に日本公開される映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』の日本語吹替版キャストが発表された。

ゴジラ70周年を迎える2024年に公開される本作は、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、『GODZILLA ゴジラ』(2014年)より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)の世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの最新作。怪獣たちの歴史と起源、そして人類の存在そのものの謎に挑戦する、全く新しい冒険が繰り広げらる。

シリーズ前作『ゴジラvsコング』に登場し、世界の危機を救ったひとりであるバーニー役は、前作から引き続き歌舞伎俳優の尾上松也が担当。今回から初参戦するキャストとして、巨大生物専門の獣医師・トラッパー役に宮野真守、探査機ヒーヴのパイロット・ミケル役に空気階段の鈴木もぐら、秘密組織モナークの長官・ハンプトン役に真矢ミキが決定した。

さらに、『ゴジラ』シリーズと縁の深い声優陣も集結。大のゴジラファンとして知られるフリーアナウンサーの笠井信輔、前作から引き続きアイリーン役を務める坂本真綾をはじめ、大塚明夫、立木文彦、田中美央、幸田夏穂、福山潤、内田真礼、高橋李依、三石琴乃らが出演する。

あわせて、「ゴジラのテーマ」の楽曲に合わせて日本語吹替版キャスト陣を紹介したスペシャルムービーも公開された。

【コメント】
・尾上松也
前作に引き続き参加させていただき、ゴジラとコングの絆がより高まっていく様を観ながらアフレコをさせていただくのはとてもワクワクしました。前作よりもバーニーの活躍シーンが増えていたのも嬉しかったです。 本編を観させていただき、映像の美しさや迫力が凄まじく、ゴジラとコングのバディ映画にもなっていますので、2大キャラクターが手を携えていく姿には感動しました。ここまでしっかりとモンスター同士が手を組んでいる映画もないのではないかという気もしましたし、とても新鮮な体験でもありました。「モンスター・ヴァース」シリーズは日本のゴジラとはまた違うスケールの描き方であり、展開の奇抜さや面白さがあって、今後もまだまだ色々な展開が望めると思います。自信をもっておすすめできる作品になっております。

・宮野真守
劇場アニメのゴジラで声優をさせていただいたのですが、吹替という形でもゴジラに携わることができて嬉しかったです。どういうアプローチが出来るのかドキドキしていたのですが、トラッパーが陽気なお医者さんだったので、彼の空気感に乗っかりつつも、明るいだけじゃなく芯の通った人だというところを出せたのではないかと思います。子どもの頃からゴジラが大好きでしたが、今回の「モンスター・ヴァース」シリーズは、また違う表現のゴジラで驚きました。ゴジラやコングたちが活発に動きまわる今作の世界観やアクションには感動しましたね。いま世界中でゴジラが盛り上がっています。子どもの頃からずっとカッコいいと思っていたゴジラが、世界中の人たちの心を掴んでいるということ、そしてそんなゴジラに携わることが出来て、とても光栄に思っています。

・鈴木もぐら(空気階段)
最初にオファーが来たときは、パチンコのゴジラの方かなと思っていました。(笑)まさか本当の映画の方だとは思わなかったので、本当にビックリしましたね。 映像を観て、ゴジラとコングの初登場シーンは圧巻でした。ゴジラシリーズはどの映画も一発目に出てくる瞬間のインパクトイが強いと思いますが、今作も凄かったです。 アフレコでは「俺はリーダーなんだ!」っていう偉そうな感じを出して欲しいと言われまして、今まで人の上に立ったことが無いので、それが難しかったです。褒めていただけるんでしたら今後も声優のお仕事を是非やりたいです。褒めてさえいただければ!
この度はゴジラ70周年、そして「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年、おめでとうございます。30年後のアニバーサリーの時に私が元気だったら、ゴジラ100周年をお祝いして全財産をゴジラに寄付しようと思います。

・真矢ミキ
ゴジラとコング、凄い並びですよね。こんなスター同士が共演するんですね。 私の演じるシーンは緊迫の場面の連続でした。声優さんをリスペクトしてるので、そんな方々の中に入って演じるのは恐れ多かったですが、オファーを戴けたのは純粋に嬉しかったです。小さい頃に兄と一緒によく遊んでいた「ゴジラの世界」にたっぷり浸かりました。アフレコが終わった後、「今、世界は大丈夫だろうか、怪獣たちに壊されていないだろうか」と錯覚するくらいの臨場感がありました。生まれた時からゴジラがある時代に生まれて、私はすごい豊かだと感じています。ゴジラに守られている感じがしますし、勇気をもらえる。そして、ただただ難しいモラルだけじゃなく、何か忘れかけてるものを教えてくれているような気がします。ゴジラ70周年、おめでとうございます!
(文=リアルサウンド編集部)

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