大谷翔平、衝撃の1号…131メートルの特大弾 本拠地騒然、“自身最遅”41打席目で移籍後初アーチ

本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:小林靖】

7回2死で右中間へ…飛距離131メートル、打球速度170キロの一発だった

■ドジャース 5ー4 ジャイアンツ(日本時間4日・ロサンゼルス)

ドジャース・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で出場。第4打席で今季1号を放った。今季9試合目、41打席目で新天地での初アーチがついに飛び出した。

移籍後初アーチは本拠地で飛び出した。初回の第1打席は無死一塁で空振り三振。第2打席は3回先頭で迎え、一塁内野安打。ウィル・スミス捕手の二塁打で激走し、勝ち越しのホームを陥れた。

第3打席は左飛も、7回2死で迎えた打席で一発が飛び出した。カウント3-1から左腕テイラー・ロジャースの高めを捉えると、打球は右中間へ。打球速度105.6マイル(約170キロ)、430フィート(約131メートル)の特大弾だった。その瞬間、観客は総立ち、ドジャースタジアムは大歓声に包まれた。これでメジャー通算172号。松井秀喜の持つ日本人最多175本塁打にあと3本に迫った。

2日(同3日)の同カードは3打数無安打1四球に終わった。4試合ぶりの無安打で、打率.242(33打数8安打)、3打点、OPS.631。自己ワーストの開幕から8試合37打席ノーアーチとなっていた。しかし、この日の4打席目に快音を響かせた。

これまでのメジャー6年間で、第1号が最も遅かったのは2022年の31打席目(出場8試目)。だが、同年は34本塁打をマークしている。ここからどれだけ本塁打を積み上げるだろうか。

真美子夫人との結婚を発表し、祝福ムードの中で迎えた新天地でのシーズン。しかし、通訳だった水原一平氏が違法賭博に関与した疑いで球団を3月20日付で解雇された。思わぬ事態に見舞われ苦しい状況の中で、ようやく一発が生まれた。(Full-Count編集部)

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