市川團十郎、長女・麗禾の卒業式で「泣いちゃった」 他の子の成長にも感動「オロオロ」

娘の小学校卒業を感慨深く語る市川團十郎【写真:ENCOUNT編集部】

家族でマレーシアとバリ旅行「歌舞伎をやりすぎて心がおかしくなりそうだった」

歌舞伎俳優の市川團十郎が4日、都内で行われた歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎』の取材会に出席。長女の堀越麗禾(市川ぼたん)の小学校卒業について語った。團十郎は3月18日に、インスタグラムで麗禾が小学校の卒業式を迎えたことを報告していた。

麗禾の卒業について聞かれた團十郎は、「泣いちゃいましたね」と振り返り、「私は小学校での思い出が、父も母も友達もいて豊かだったので、この環境で麗禾も(長男の堀越)勸玄も味わってほしいと思っていた」と語った。「コロナ禍で共同の運動会とかキャンプとかできない中でも、子どもたちが楽しんでくれた。卒業式で子どもたちが全員で、『当たり前であることが、当たり前でないことを学んだ学年です』と言ったんですね。それを聞いて、そうだな、これからの時代は『当たり前であることが当たり前じゃないことを学ぶことがどれだけ重要なことか』と感じた」と、感慨深い様子。

「娘だけじゃなく、他のお子さんも小さい頃からずっと見ていたので、『この子もこんなに風になったんだ』と、オロオロ(と涙しそうに)なりました。他の方もいたので(涙は)ぐっと堪えました」と、心情を語った。

また24日には、自身のアメブロで、子どもたちと初のマレーシア旅行をしたことを報告。少し日焼けした様子の團十郎は、「マレーシアとバリに行ってきました」と語り、「(23年の)5月からずっと、9月は博多座、10月、11月は巡業、12月の顔見世、(24年の)1月の新橋演舞場、2月は御園座と続いていて、歌舞伎をやりすぎて心がおかしくなりそうだった」と告白。

2013年2月に亡くなった父・十二世市川團十郎が、亡くなる前に「私は休むことを学ばなければいけなかった。もっと自分の身体に向き合うことをやらなければいけなかった」と言っていたことを明かし、「父が『休みを大事にしろ』と言っていた言葉を実感して、子どもたちと3人で自然な豊かなところで(過ごしたいと)。2週間くらい行ってきました」と語った。

「日本に居続けると、日本の良さが分からなかったりする。日本人の優しさ、つながり、思いやり。ご飯ひとつ頼むにしても、丁寧に持って来てくれるとか、お会計の不安がないとか、衛生上のきれいさだとか。日本ってすごく良い国だけど、ずっといると忘れてしまう」と、旅行したから実感した日本の良さを明かし、「日本のありがたさを感じるために、海外旅行を趣味にしようかなと思います」と語った。ENCOUNT編集部

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