みどり企画が新事業 ドローンスクール開校へ 横浜市緑区

同社敷地内の倉庫

株式会社みどり企画(小島真由美代表取締役/北八朔町1067)は3月24日、同社敷地内に5月から始動させるドローンスクール「NAPADRONEACADEMY横浜校」(FlightZone839ForDrones)のオープニングイベントを行った。

同事業は、小島代表の知人がろう者と共同で運営する「NAPADRONEACADEMY」と業務提携を行ったものだ。きっかけとなったのは法人を立ち上げた2017年、「ドローンの飛行練習の場として敷地を使わせてもらえないか」という訪問者からの突然の依頼だった。「ここがドローンを飛ばせる環境だということはそれまで知らなかった」と当時を振り返る小島代表は、「みどりスタジオ」を運営するレンタルスペース事業で児童養護施設で育った人やLGBTQの人、車いすの人など多種多様な人とのつながりを経験。その中で、知人から同スクールを紹介されたという。

NAPAの理念に共感

小島代表は、同スクールでろう者がインストラクターの資格を取得してろう者に教えている点や、「多様性と創造的なアイデアによる新たな価値を創造し、事業を通じて社会課題を解決し、地域社会の発展に貢献する」といったNAPADRONEACADEMYの企業理念に共感。自身は子育てに追われる30代の時に膠原病の一種で難病指定されている多発性筋炎と診断されており「人はいつからでも変わることができる。ドローンも人も可能性は無限だと思う」という考えから事業連携を決めた。

同スクールは、同社敷地内の高さ7mほどの倉庫を活用。受講生はドローンの飛行練習を行い国家資格所得を目指す。

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