大谷翔平「自分の中では長かった」 41打席での1号に安堵「自分の打席を継続したい」

今季1号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:小林靖】

「早く1本をという気持ちが大きくなった」

■ドジャース 5ー4 ジャイアンツ(日本時間4日・ロサンゼルス)

ドジャース・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で出場。第4打席で今季1号を放った。今季9試合目、41打席目で飛び出した移籍後初アーチ。試合後に取材対応し、「自分の中では長かった」と振り返った。

7回2死で迎えた第4打席。大谷が放った打球が右中間に突き刺さった。打球速度105.6マイル(約170キロ)、430フィート(約131メートル)の特大弾に観客は総立ち。大歓声がドジャースタジアムを包み込んだ。

待望の1号に「自分の中ではかなり長い間打っていないという感覚。バッティングもそこまで良くなかった。まず1本出て安心しています」と本音を吐露。「徐々に良くはなってきているとは感じていた。でも、結果が繋がるのは違うので、その意味でも良かった」と胸中を明かす。

新天地でのシーズン。「早く1本をという気持ちがどんどん大きくなった。これを機に自分の打席を継続したい」と語る。「タイミングと距離が違っていた。むりやり早くするのは長期的に見ると良くないと感じていた」と葛藤があったことを明かした。

そんな中で助けになったのは周囲のサポート。「ケージでも試してみたり、『これやってみたら、あれやってみたら』とサポートしてくれる。コミュニケーションも大事かと思います」と述べた。待望の1本が飛び出し、今後の打棒爆発が期待される。(Full-Count編集部)

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