【西武】元山飛優選手インタビュー ライオンズに来てからバッティングの考え方が180度変わった理由とは?

3月19日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの元山飛優選手にインタビューした模様を放送した。名前の由来やライオンズに来てからバッティングに考え方が変わったことについて訊いた。

――ようこそライオンズへ。
元山「ありがとうございます。よろしくお願いします」

――チームの雰囲気はいかがですか?
元山「3年間敵チームとして見ていましたが、外から見てすごくワイワイして雰囲気のいいチームだと思っていました。中に入ってみてもその通りのいいチームだなと思います」

――みんなとも打ち解けましたか?
元山「みんなが歓迎してくれて、すごく入りやすかったです」

――飛ぶに優れるで「飛優」という名前の由来は?
元山「父がかっこいい名前をつけたいということと、『優』という字をつけたかったらしく、それでいろいろ考えた結果、『飛び抜けて優れるように』という由来でつけたと聞いています」

――4年目のシーズンは新天地でのスタートになりましたね?
元山「ヤクルト時代(の最終年である2023年)に、来年は何か変えなければいけないと思っていたタイミングでライオンズにトレードだったので、いいきっかけをもらったなと思いました。入団してすぐに嶋(重宣、ファーム野手)コーチにバッティングをいろいろ教えてもらって、今すごくいい感じでできているので、全てプラスの方に運べているなと思います」

――嶋コーチにはどのようなことをアドバイスされた?
元山「元々ヤクルトで流し打ちをしたいという気持ちがあって、自分でバッティングを窮屈にしてしまっていたが、嶋コーチから『そういうことを考えなくていいから好きに打て』と言ってもらってから、自分の打つポイントをイメージするだけになってすごく変わりました」

――鎌ヶ谷のファイターズ戦(3月7日のオープン戦、日本ハムー西武)ではライト方向に引っ張ってホームランも出ました。嶋コーチのアドバイスがいい形で出ている?
元山「嶋さんのアドバイスと、南郷のキャンプのときに蛭間(拓哉)と呉念庭さんと電話をする機会があったのですが、そのときに呉さんは『全部引っ張りにいく意識でいく』と言っていたので真似してみたら、それも良かったので、ライオンズのいろいろな左バッターの人に聞いていることがプラスになっています」

――ライオンズに来て、今までのバッティングの考え方がガラッと変わった?
元山「180度という言葉がぴったりなぐらい変わりました」

――この感じをシーズンでも続けていきたい?
元山「まだまだアピールがこんなものでは足りないと思うので、もっと良くなるためにいろいろ探してやっていきたい」

――去年12月の入団会見では、まず守備からアピールをしていきたいということを言っていたが、守備がセールスポイント?
元山「守備というより送球が強いというのが自分の持ち味です。守備が上手い選手はライオンズにもいっぱいいて、普通に守っていてもあまりアピールできないので、バッティングも含めてなんでもアピールできたらなと……存在感を出していけたらと思っています」

――主にスワローズではショートを中心にセカンド、サードを守っていたと思いますが、ライオンズはトノゲン(セカンド外崎修汰、ショート源田壮亮)がいます。割って入ろうという気持ちはある?
元山「もちろん。そこ(トノゲン)はレギュラーと監督に明言されていますが、そこを覆すという気持ちで常にいます」

――サードも守っていますが、それぞれ守っていていかがですか?
元山「ショートを中学校に入ったぐらいからやっていて、セカンドとサードはプロに入ってから始めたので、動きの中でたまにパニックになったりします。ある程度は覚えてきたなという感じではいますが、うまい人に比べたら全くなので勉強しながらですね」

※インタビュアー:高橋将市アナウンサー

© 株式会社文化放送